当ブログについて

2034.02.14.Tue.
こちらはオリジナルBL小説ブログサイトです。

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露骨な単語を多用していますので、免疫のない方、不快感を抱く方も閲覧は控えたほうがよろしいかと存じます。ご気分を害されてもそこは自己責任でお願いします。

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最近めっきり書く数が減り、苦し紛れと自己満足で以前書いていたものの更新がメインになっています。今まで自分が書いてきたものの記録と言うか一覧できる置き場がわりでもあります。何卒、ご容赦を。

開設2014年2月14日

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休止のお知らせ

2030.10.31.Thu.
お疲れさまです!いつも本当にありがとうございます!
突然ではございますが、このブログはしばらく休止に入ります。

~以下「続きを読む」にて~
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妄想4(2/2)

2021.12.06.Mon.
<1>

ベランダのような狭い場所に野口くんはいた。

「こんな場所があったんですね」

 と外に出る。野口くんが一瞬迷惑そうな顔をしたのを見てしまい、次の言葉が見つからない。緊張から体が熱くなって袖をまくる。

「大丈夫ですか」

 顔の赤い僕を見て酔っていると思ったのだろう。実際たくさん飲んだけど酒に強いほうでまったく平気だ。大丈夫ですかなんて野口くんから言われたのが嬉しくて「飲み過ぎたみたいです」と嘘をついた。

 普段の野口くんなら話が終わればさっさといなくなる。話題がなければ話しかけてもこない。でも今はどこにも行かないで僕のそばにいてくれる。もう少し僕に付き合ってもいいと思ってくれている。共通の話題を探し、当初の口実を思い出した。

「煙草……しまった、上着のポケットだ。すみませんが、一本もらえませんか?」

 本当は煙草なんて吸わない。それを知らない野口くんは僕に一本渡すとライターに火をつけた。オレンジ色に照らし出される顔に思わず見とれる。雰囲気は高坂に似ているが、顔はぜんぜん似ていない。高坂は目が小さくて鼻も低かった。野口くんは目がきりっとしていて唇が薄い。ちょっと意地悪そうな顔だ。火をつけようと近づいたのに、見とれていたせいで体のバランスを崩した。咄嗟に野口くんが僕を支えるために手を伸ばす。その手が僕の脇腹を掴んだ。そしてなにを思ったか軽く揉んだ。他人に触られることは好きじゃないのに嫌悪感はぜんぜんなくてくすぐったさに身をよじった。

「ジムとか行ってます?」
「よく言われるけど何もしてないんですよ。僕の体質ってちょっとかわってて、少し運動しただけで筋肉がつくんです。そのかわり何もしないとすぐ脂肪になっちゃいますけどね」

 恥ずかしさを紛らわせるために冗談めかして言って腹を叩く。すると野口くんは今度は腹を触ってきた。あんなに僕との接触をさけてきた素っ気ない野口くんが僕に興味を持って行動している。もしかしてこれは夢なのだろうか。にわかには信じられない。

「さぞかしモテるんでしょうね」
「そんなことないですよ」

 ただ腹を撫でらているだけなのにそこがじんじんと熱くなって気持ちいい。

「こんなにいい体をしてたら女どころか男も放っておかないでしょ」

 僕の願望は見透かされているのだろうか。こんなことを野口くんが言うなんて夢のなかでしかありえない。もしかして僕は眠っているのか? 珍しく酒に酔い潰れたか、階段を踏み外して昏倒しているか。

「野口くん、くすぐったいよ」

 どさくさに紛れて野口くんの腕を掴んだ。夢だとは思えないほどリアルな感触に、空想と現実の区別が曖昧になる。夢なのか。夢じゃないのか。

「すいません」と言いながら野口くは僕の脇腹に手を戻した。意図を感じる手つきで思わず体が反応する。力の入らない指から煙草がポトと落ちた。

「課長? 顔が真っ赤ですよ」
「僕、脇腹が弱くて」

 だからそこをもっと触ってほしい。それ以外の場所も野口くんに触って欲しい。もう夢なのか現実なのか僕には関係無い。長年抑え込んできた欲望の前に緩んだ理性はまったく役に立たない。

「じゃあ俺は皆のところに戻ります」

  野口くんの手が離れていく。それが嫌で腕を掴んだ。

「もう行っちゃうんですか」
「どういう意味です?」
「もっと……僕とお喋りしませんか?」

 おしゃべりだなんてただの方便だ。それはきっと野口くんにも伝わっている。だって野口くんの僕を見る目がいつもと違う。身を焼かれるような視線に耐え切れなくなったとき、腕を掴み返された。

「課長のことぜんぜんタイプじゃないんですけど、ヤラせてくれません?」

 タイプじゃないと言われハッを息を飲む。傷つく言葉を上書きする、衝撃的な提案。いま野口くんはヤラせてくれと言ったのか? 幻聴だろうかと考えていたら野口くんに顎を掴まれ口付けされていた。幻聴だろうが夢だろうが、これはまたとないチャンスだ。唇を開くとすぐ舌が滑り込んでくる。無我夢中でそれを吸った。野口くんは僕の尻を掴むとお互いの勃起したものを擦り合わせた。頭に血がのぼってもう何も考えられなくなった。気付くと床に座り込んで野口くんのペニスを頬張っていた。

「もういいですよ、ここで出したら勿体ないんで」

 今度は立って手摺りを掴むように言われる。

「野口くん、本当に……? こんなところで?」
「ちんぽギンギンにして期待してるくせに」

 直接ペニスを掴まれて腰が引ける。

「これで何人の女泣かせてきたのか知りませんけど、今日は使わせませんよ」

 意地の悪い口調で言うと野口くんが僕のペニスを扱きだす。そりゃ僕も健康な成人男性だから女性経験は人並みにある。女性相手に性衝動を感じるし、肉体を重ねたあとは満足感も得る。だが、女性を悦ばせながら頭の片隅で羨ましいと思っていた。僕も目の前の彼女のように抱きしめられながら男の証を穿ちこまれ、愛しい人が体のなかで果てるのを感じてみたかった。僕はずっと高坂のように甘えさせてくれる相手が欲しかったのだ。

「声出したら駄目ですよ、課の連中に聞かれちゃまずいでしょ」

 頷いて手で口を塞ぐ。野口くんの指が僕の尻の穴に侵入してくる。好奇心で触ったことはあったが、他人に触られるのは段違いの羞恥がある。野口くんは乱暴にはしないでゆっくりと慣らしてくれた。あの野口くんが僕のために時間をかけてくれているのだ。僕もなんとか応えたい。

「こんなこと初めてで……僕はどうしたら」

 振り返った僕に野口くんがキスをしてくれる。夢見心地になりながら僕も必死に舌を絡め吸った。胸の奥が甘酸っぱくときめくのがわかる。僕はこのあと野口くんに刺し貫かれるだろう。そして今まで僕が抱いてきた女の子のように痴態をさらし、声をあげるだろう。期待に膝が震える。

「いい?」

 指のかわりに亀頭を押しつけ、野口くんが最終確認をする。僕の答えは決まっている。頷いたのを見ると野口くんはゆっくり挿入してきた。指とは比較にならない太い肉棒が僕の様子を窺うように少しずつ体の中に入り込んでくる。みんな気持ち良さそうにしていたが、今までの女の子たちもこの圧迫感を必死に耐えていたのだろうかと怖くなるほど、腹の奥にまでそれは届いた。

 僕の恐れと緊張を感じ取ったようで、野口くんはペニスを扱きながら体のあちこちにキスをしてくれた。脇腹を撫でられると腹に力が入って余計に野口くんの存在を感じる。夢にまでみた、男同士のセックスを実感するに十分な存在感に嬉しさが勝る。脇腹を撫でていた手が上へ移動し乳首を摘まむ。以前付き合った女性に執拗にそこを舐めてくる子がいたことを思い出した。あの頃は奉仕することに頭が一杯で感じている余裕もなかった。だが今は声を弾ませ体を揺らしている。まるで女の子のように。

 僕の尻の穴で野口くんのペニスが扱かれる。背後から荒い息遣いが聞こえてくる。またキスしたい。いまどんな顔をしているのか見たい。野口くんが好きだ。夢や妄想ではもう満足できない。

「すいません、中に出させてもらいますね」
「えっ」

 直後、腹の奥に温かい迸りを感じた。僕は男でありながら男に抱かれ、男の証で腹の中を満たされたのだ。願望通りの結果に身震いしながら僕も射精していた。

 体に力が入らなくてヘナヘナと床に座りこむ。ずるりと野口くんのペニスが抜け出ていく。いなくなったことがもう寂しく思う。首をひねって見上げると野口くんは呆けた様子で僕を見下ろしていた。

「大丈夫ですか」
「だ、大丈夫」

 そう、と頷いて前髪をかきあげる。どこかぼんやりとしている様子だ。野口くんもかなり飲んでいたことを思い出す。僕は正気だが野口くんは実は酔っぱらっているのかもしれない。

「中に出したの早く出した方がいいですよ。腹壊すかもしれないんで」
「あっ、そうなんですか。じゃあ……僕は先に戻ってますね」

 そういう風に言われるとここにいちゃいけない気がして、服の乱れをなおしながらそそくさと出口へ向かう。ちらっと見た野口くんは手摺りにもたれて座り込むところだった。疲れた様子で空を見上げ、大きく息を吐き出している。

 言われた通り一階のトイレに駆け込むとさっきまで野口くんのいたところに指を突っ込んで中出しされた精液を掻き出した。生温かい液体がどろりと内股を伝う。それにまた興奮してペニスが反応しそうになる。実際自慰をしかけた時、トイレに誰かが入ってきたので手を止めた。汚れをふき取り、水に流した。身なりをチェックしてからトイレを出た。

 和室に戻ると「課長、トイレ長すぎですよ」とからかわれたが本当のことは口が裂けても言えない。和室に野口くんの姿はない。まだベランダにいるのかもしれない。あれは現実だったのだろうか。僕は本当に野口くんに抱かれたのだろうか。尻穴がジンジンと熱いことくらいでしかそれを実感できない。

「課長が遅いからトイレで酔いつぶれてるんじゃないかって心配してたんですよ」

 隣に座った女の子が首を傾けて微笑みかけてくる。これまでずっと男として振る舞うことが当たり前だった。それになんの疑問も感じなかった。でも今は少し違った。

「ちょっと酔いを醒ましてたんです」

 そう彼女へ微笑み返しながら僕はちょびっと男らしくないことを思っていた。男受けしそうな服装や髪形、その言葉遣いや仕草に嫉妬を感じている。女を武器に男を、野口くんをたぶらかすことだけはして欲しくない。野口くんもそんなものになびいて欲しくない。初めて女性のことをライバルだと危機感を持った。

 それから20分ほどしてお開きの空気が流れだした。部屋の貸し切りの時間も関係あるようだ。幹事が慌ただしく動いている。そんな時間になっても野口くんはまだ戻ってこない。迎えに行きたいがあの直後で顔を合わせるのが少し恥ずかしい。帰り支度をしながらどうしようか迷っていたら、さっきの子が野口くんの不在に気付き探しに行ってしまった。自分が行けばよかったと後悔したがもう遅い。

 寝てしまった人もいたのでタクシーの手配を店の人に頼む。帰り支度を終えたみんなも下に集まって次どうしようかと話しあっているなか野口くんを探すがまだいない。今度はもう躊躇せず探しに行った。二階の和室で見つけた野口くんは眠りこける久保田くんを起こそうと声をかけていた。そういえば久保田くんとは仲がいいんだよな、と思い出してライバルは女の子だけじゃないと気付いてしまった。まさか僕としたようなことを久保田くんとも……? 軽く想像しただけでどす黒い感情に胸やけしそうだ。

「野口くん」

 肩を叩く。布越しでもその体の感触がわかる。わかるようになってしまった。

「タクシーを呼んでもらったので野口くんはもう帰っていいですよ。久保田くんは僕が送りますから」
「すいません、じゃあよろしくお願いします」

 軽く頭をさげると野口くんの目は和室の出口へむかった。あんなことをしたのに、何もなかったようにそっけない態度。僕がなにかアクションを起こさなければ今日はこれで終わってしまう。このまま別れてしまうなんて嫌だ、と思った。野口くんは前と変わらない普通の様子だし、夢だったのか現実だったのか曖昧なまま別れたらもう二度と同じことは起こらない気がする。

 横をすり抜けようとする野口くんへ、なけなしの勇気を振りしぼって手を動かした。ほんの少しぴくりと動いただけだったが手の甲同士が触れ合った。そんなはずないのに火傷するくらい熱く感じて思わず手を引っ込める。大げさな反応に野口くんが驚いた顔で僕を見る。まっすぐ目と目が合うとさっきの出来事をありありと思い出して、体は熱く、呼吸が乱れ始めた。緊張で心臓が壊れそうだ。セックスしているときと似たような状態に陥ってしまった。全身で野口くんを求めている。

 僕の変化を野口くんは目の前で見て気付いているはずで、軽く目を見開いたあと「課長?」と囁くように言って手を伸ばしてきた。なにをされても僕はこの手に抗うことなんてできないだろう。